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Fortune/運命の交差

日常、書いてます(≧∀≦)b人生楽しんだ者勝ち!

  • 2008⁄11⁄24(Mon)
  • 11:41

絵画と唄の奏でる鎮魂歌景色ーレクイエム・シーンー

ハロウィンに何も出来なかったし、何となくいつもは書かないネタで書きたかったのでバッドエンドで執筆してみました。
夜月っぽくないと思うので見ない方がいいと思います。

それでも見たければどうぞ見てください。












ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
-冬。それは寒く、人があまり外に出たがらない季節。
でも、駅前でギターを弾いたり、ブレイクダンスをしたり、人は誰かに自分の存在を示したい。人は一人では生きれ無いのだから…。

「…で、どこに行くんだ?」

卓矢は自分の右腕を掴んで歩いている哀佳に問う。卓矢はこれからどこに行くのか知らないのである。

「まだ秘密だって~っ!黙って私について来れば良いのだよ。」

「ってか掴むのやめてくれないか?」

「え~っ!何で?こうしてると温かいじゃんっ。」

哀佳は卓矢に問う。何故、腕を掴んで歩いているのがダメなのか、検討もつかなかったからだ。

「…ハズイ。」

「はずい?『はずい』って何?」

「恥ずかしいんだよっ。周りからの視線に耐えられない…。」

「ん~それは自分が恥ずかしいって思っているから恥ずかしいんだよ~。こうしてると卓矢も温かいし、第一私も温かい。それに先週私に言ってくれた言葉は偽りなの?」

哀佳はさらに卓矢の腕をギュッと掴む。卓矢は赤面し、俯きながら歩いている。右腕を哀佳に掴まれながら。卓矢と哀佳の関係は幼なじみで家が隣同士という関係。同じ幼稚園、小学校、中学、高校。そして大学も同じという腐れ縁の様なものになっていて、卓矢は将来は画家になると小学生の時から夢を追い掛け、芸術大学へと進んで来た。哀佳にも夢がある。歌手になる事だ。しかし哀佳はすでに大学生でありながら@ikaとして歌手デビューをしている。新曲を出せばランキングはベスト3以内。かなり人気のアーティストだ。そして先週、卓矢は哀佳に自分の気持ちを告げた。



一週間前。
「哀佳、俺達も結構長い付き合いだな。」

「そりゃ幼稚園からの仲だもんね…。もう18年になるのかなぁ?」

「…でさぁ、近くにいる存在ってその大切さに気付かないって言うだろ?」

「まぁ、無くしてから気付くっていうもんね。」

哀佳は卓矢が何を言いたいのか何と無くではあるが気付いていた。だけど卓矢から卓矢の言葉で聞きたくて、あえて分からない不利をしていた。

「…で、この前さ。お前のライブ見に行っただろ?…その時さ、お前がファンの奴らにちやほやされてるの見た時、あまりいい気じゃ無かったんだよな…。だからさ、気付いたんだ。俺、哀佳が…、お前の事が好きだ。」

「えっ!?う…うん、えぇっと…」

哀佳はパニクってしまい、あわてふためいていた。

「…こ、答えはいつでもいいから。俺待ってるから。」

それから日々がすぐに過ぎ、昨日哀佳に「ついて来て欲しい所があるから、絶対に来て」と呼び出されて今の今に至るという訳だった。





「ねぇ、卓矢は進路どうするの?」

「俺?俺は独立して絵を描き続けようかなってな…。哀佳は?やっぱ歌手の方か?」

「…まぁね、でも独立って大変じゃないの?普通はアシスタントさんになって修業するんじゃないの?」

卓矢はちょっとムッとなり、少し歩くペースを上げた。

「俺、誰かに縛られるのってあんまし好きじゃないんだ。だって画家は自分の感情を一枚の紙に自由に描く人達なのに縛られるなんて可笑しいだろ?」

「…でも」

哀佳は卓矢から視線をそらし、頬を赤く染めた。

「でも、私は縛られるのも悪くないって思うけど…。」

「…え?」

「…べ、別に変な意味じゃないんだからねっ!良いっ?私は社会の中で存在してるのも良いと思うよって思っただけなんだからっ!」

哀佳は我に還ったようにハッとして卓矢を突き飛ばした。

「あぁ、そういう事…。」

「そういう事よっ。」

二人はそのまま歩き出し、目的地に向かった。
それから20分くらい歩いただろうか。二人が着いた場所はとあるホテルの裏口。表には記者達が集まっていた。

「なぁ、何でホテルなんだ?何か記者が集まってるみたいだけど」
「うん、だって私の会見で集まってるんだもん。」

「え?」

哀佳は扉を開け、記者達のいる部屋に入った。哀佳が入るとカメラのフラッシュが光りだし、全く前が見えなく状況がよく分からなかった。

「@ikaちゃん、歌手活動を辞めるって本当なの?」

「@ikaちゃん、今ブレイク中なのにどうして辞めるんですか?」

記者から哀佳が歌手を辞めるという話題が飛び交っていた。

「…え、哀佳が…辞める?」

卓矢は自分の耳が可笑しくなったのかと思った。昔から歌手になりたくて頑張って来た哀佳が歌手を辞めるなんてありえないと思っていたからだ。

「本当ですよ。私は歌手を辞めます。でも、今すぐにじゃありませんよ。大学を卒業するまでは歌手を続けます。」

「どうして辞められるんですか?」

一人の記者が哀佳に質問する。
哀佳は真っすぐ前を向き、どんなモノにも立ち向かうという眼差しを記者達に浴びせていた。

「私、気付いたんです。何で歌手になりたかったか…。気付いたっていうか思い出したんだけどね。昔、私の歌を褒めてくれた人がいてね。その人の為に歌いたいって思ったからこの道を歩いて来てたんだって…。」

(…あっ、それ俺の事だ。)

卓矢はすぐに自分の事だとわかった。幼稚園時代に哀佳の歌がとても心に響いたから歌手を勧めたんだと。

「その人って誰なんですか?」

「馬鹿だし、私が見てないとすぐに怠けたりするけど、私の事を一番想ってくれていて、いざという時に頼りになる、私の騎士様です。」

その後も会見は続き、卓矢は最後まで頑張って待っていた。

「…お疲れさん。」

「…うん。」

二人は少しの間、沈黙を続け帰路を歩いていた。

「…なぁ、この前の答えってOKって事で良いのか?」

哀佳の顔がボッと赤くなり、顔を俯かせた。

「女の子に恥ずかしい台詞を言わすつもりっ?」

「…やっぱ面と向かって言ってほしいってのがあるからな。」

辺りには二人以外に人はおらず、雪が降り始めた。
哀佳は道路の真ん中に立ち、俯いていた顔を卓矢に向けるが目線だけは左斜め下を見ていた。

「…遅いよ。私なんか卓矢からその言葉を言ってくれるのをずっと待ってたんだからっ!あの時、卓矢が私に歌手を勧めたんだ時から、卓矢に振り向いてほしくて歌手になって、でも私から言ったら卓矢の夢の障害になるかもって…。」

「俺だって、お前が今まで見て来た景色をずっと残して置けた良いのにって言っていたからこの道を選んだんだから。お前がいなかったら今の俺はいない。そう思ってる。」

再び二人は沈黙を続け、歩行者信号の青いランプが点滅し、赤へと変わる。

「一度しか言わないわよっ。私はあなたをずっと前から好きでしたっ。我が儘ばかり言う私だけど、それでも良いなら付き合って下さい。」

雪が少しずつつもり、次第に銀世界を作り出していく。そして自動車用信号が青へと変わる。

「その我が儘を聞けるのは俺しかいないって思ってる。これからの人生を共に生きよう。」

哀佳は卓矢に駆け寄ろうとする。しかし、車道を高速で大型トラックがこちらに向かって来た。雪で視界が悪く、運転手はこちらに気付いてはおらず、10m手前でようやく気付いたのかブレーキを踏む。
だが、雪のせいでブレーキが利かず、哀佳へとトラックは向かっていった。

「危ないっ!」



気がつくと、辺りには血が飛び散り、卓矢が血だらけになり倒れていた。
トラックの運転手は怖くなり、そのままトラックを走らせてその場を去ってしまう。

「…いや、いやぁぁぁっ!」

哀佳は泣き崩れながらも救急車を呼び、病院に搬送された。





数時間後、懸命な措置も叶わず卓矢は息を吹き返すことは無かった。

「…何で、何で私をおいて行くの?あなたのいない世界なんて私は望んでないのに…。」

哀佳がいくら話し掛けても卓矢は返事を返すことは出来ない。

「これから一緒に生きようって、言ってくれたじゃないっ。あなたがいないなら…、私はっ…。」

哀佳は涙を流しながら鞄からハサミを取り出し、胸にハサミの刃を向け、瞳を閉じた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



あんまりキャラを殺すのとか自殺ネタって書きたくないのですが、友人からこのネタは小説だけにしてと言われたので書いてみました。
書いていて色々勉強になりました。
とりあえず今の夜月の実力ではこれが精一杯…(-.-;)

長いのにここまで読んでくれてありがとうございます。
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その他 > 創作モノ【Creations】
  • 2008⁄11⁄24(Mon)
  • 10:22

デュエルとはエンターテイメント

エンターテイメントデュエリスト夜月です

寝坊しました…

色々と息詰まっていて何からやれば良いのやら…
ってか寒いね

今日は講義があるみたいで振替休日が無くなり登校せねば…
category
日常系 > 第1部/学徒編

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